メディアの欺瞞とトランプ政権

大学生のころ、友人が電通に入ることがきっかけで

あまり好きではないメディアに関する本を読んだとき、

ぞっとするような感覚を覚えました。

 

例えば、テレビ番組そのものが企業のCMになっていることや、

映画に少しだけ出てくるペットボトルの飲み物のラベルが、

企業スポンサーの役割を果たしていること。

 

そのとき、テレビを見る行為というのは、

無料でコンテンツを見ることができる代わりに、

自分の時間を差し出して、企業から刺激を受ける行為なんだな、

今まで何も知らずに生きていたんだなあと、

若いながらに思ったものでした。

 

そして時間は過ぎても、

結局テレビのビジネスモデルの芯はあまり変わることはなく、

未だに特定のポジショニングからの広告や意見を流し続けています。

 

最近では、トランプ政権がいい例で、

日本のメディアではトランプがいかに暴君かということを取り上げていました。

先日、「ドナルド・トランプはなぜ大統領になれたのか?

アメリカを蝕むリベラル・エリートの真実」という本を何気なく読んでいたとき、

大学生のころ、メディアの非公平性を初めて知ったときのことを、

ふと思い出したのでした。

 

https://www.amazon.co.jp/ドナルド・トランプはなぜ大統領になれたのか-アメリカを蝕むリベラル・エリートの真実-星海社新書-西森-マリー/dp/4061386093

 

この本では、オバマ政権をはじめとするリベラルなことを尊ぶ世の風潮が、

いかに学歴と所得が高く、偏った考えで、リベラルだと言われること以外を、

許容しない非寛容さがあったのかを説きます。

そしてトランプが、横暴を働くリベラルとは一線を画して、

政治を展開することを構想しているかを説明しています。

とても面白い本でした。

 

Inside Jobという映画で語られていた、

アメリカでは、金融業界が1人の政治家に対して5人のロビイストを付けて、

数千億円を年間で投資して自分たちの都合のいい社会環境を作り上げようとしている、

という一節をふと思い出しました。

 

もし、トランプがこのような現実と対峙しているとすれば、

私は心から応援したくなってきてしまいます。

 

たらこ